台風25号が発生の見込み!シルバーウィーク前に、自宅と実家の屋根を見ておきたい理由
気象庁は9月14日、日本のはるか南にある熱帯低気圧が24時間以内に台風25号に発達する見込みだと発表しました。シルバーウィークの時期に列島へ接近する可能性が出てきています。
さらに15日は秋雨前線が本州付近に停滞し、西日本から東北の広い範囲で雨。局地的には雷を伴って強く降るとも予想されています。
この夏から秋にかけて、住宅への被害はすでに積み上がっています。総務省消防庁のまとめでは、8月27日以降の一連の記録的大雨により、17都県で住宅被害が計2793棟に上ったことが9月11日に分かりました。
台風が来る前と、過ぎた後。どちらのタイミングで何をすべきかを整理しておきます。
大雨と台風が重なる時期に、住宅で起きやすい被害
秋の雨と台風が続く時期に多いのは、次のような症状です。
棟板金の浮きや剥がれ。釘が抜けて強風で飛ばされることがある
瓦のずれや割れ。漆喰が劣化していると動きやすい
雨樋の詰まりや外れ。落ち葉が溜まると排水が追いつかない
天井のシミ。雨漏りの前兆として現れることが多い
外壁のひび割れからの浸水
やっかいなのは、これらが屋根の上で起きるため、地上からは気づきにくいことです。天井にシミが出た時点では、すでに下地まで水が回っていることも珍しくありません。
被害が出やすいのは、前回の雨で傷んだ家
8月末からの大雨で一部破損を受けた住宅は、次の台風でさらに被害が広がりやすい状態にあります。
棟板金が一度浮くと、そこから風が入り込んで一気に剥がれます。瓦のずれも同じで、隙間ができた場所に雨が入り、下地を傷めていきます。
前回の大雨のあと何も確認していないという場合は、台風が近づく前に一度見ておいたほうがいいと思います。
台風が来る前にできること
まず、自分で確認できる範囲から。
ベランダや庭の飛ばされやすい物を片付ける
雨戸やシャッターが正常に開閉するか試しておく
雨樋に落ち葉や土が溜まっていないか、下から見上げて確認する
前回の雨のあと、天井や壁紙に変化がないか室内を見て回る
屋根に上るのは避けてください。濡れた屋根は滑りますし、毎年のように転落事故が起きています。
気になる箇所があるなら、業者に点検を依頼するほうが確実です。多くの業者が点検と見積もりを無料で行っており、写真を送るだけで概算を出してもらえるところもあります。
台風が過ぎた後にやるべきこと
被害が出た場合、順番が重要になります。
まず写真を撮る
応急処置をする前に、被害の状態を写真に残してください。全体が分かる引きの写真と、破損部分の寄りの写真の両方があると後で役立ちます。
片付けてしまってからでは、被害の状況を示す証拠が残りません。
火災保険の風災補償を確認する
台風や強風による屋根の破損は、加入している火災保険の風災補償の対象になる場合があります。
ただし、対象になるかどうかは契約内容と鑑定の結果によって変わります。経年劣化と判断されれば対象外になりますし、免責金額の設定によっても支払いの有無が分かれます。
まずは保険証券を確認し、加入先に連絡して手続きの流れを聞くところから始めてください。
申請には被害箇所の写真と修理の見積書が必要になることが多く、この部分の書類作成をサポートしている施工業者もあります。埼玉や群馬、栃木のエリアであれば、おうちの適性診断窓口が給付金の申請サポートについて解説しているので参考になります。
飛び込みの業者には即決しない
災害のあとは、突然訪問してくる業者が増えます。
いますぐ契約すれば無料になる、保険で全額おりるから負担はゼロ、といった説明で契約を急がせるケースには注意が必要です。保険金の支払いは鑑定を経て決まるものなので、工事の前に金額を断定できる人はいません。
応急処置が必要な状況でも、契約書にサインする前に一度立ち止まって、別の業者にも見積もりを取ってください。
離れて暮らす実家の屋根は、誰が見るのか
ここからが、この時期にもう一つ考えておきたい話です。
台風が近づくとき、自分の家のことは対応できます。では、離れて暮らす親の家はどうでしょうか。
高齢の親が一人で暮らしている場合、屋根の異変に気づくのは難しくなります。天井のシミに気づいても、業者を探して見積もりを比べて契約するという一連の作業は、それ自体が重い負担です。
結果として、雨漏りを放置したまま何年も過ごしてしまうケースがあります。下地が腐れば、修理の規模も費用も膨らみます。
空き家になった実家は、さらに気づかれない
すでに空き家になっている実家であれば、状況はもっと深刻です。
誰も住んでいない家は、雨漏りが起きても発見されません。屋根から浸水した水が下地を腐らせ、やがて建物全体の傷みにつながります。
台風で瓦や板金が飛べば、近隣の家や通行人に被害を与える可能性もあります。所有者としての管理責任は、住んでいなくても消えません。
空き家対策は、売る、貸す、解体する、維持するという選択の問題でもあります。相続の手続きや、親の意思の確認とも切り離せません。
このあたりを専門に扱っている相談先もあります。大阪の吹田や豊中、箕面のエリアであれば、つながりサポートが終活支援の一環として空き家対策の相談を受けています。
屋根の修理は施工業者の仕事ですが、その前段にある、この家をどうするのかという判断は別の領域です。両方を分けて考えると、相談先を間違えにくくなります。
連休前の数日で、確認しておきたいこと
台風25号の進路はまだ定まっていませんが、シルバーウィークに影響する可能性があるとされています。連休に入ると業者の対応も混み合います。
いまのうちに確認しておきたいのは次の点です。
自宅の天井や壁に、前回の大雨のあとで出たシミがないか
火災保険の証券がどこにあるか。風災補償が付いているか
実家に連絡して、雨漏りや異音がないか聞いておく
空き家を所有しているなら、誰かに見に行ってもらえるか
どれも数十分あればできることです。
台風が来てから動くのと、来る前に把握しておくのとでは、その後の手間がまったく違ってきます。
この記事は2026年9月14日時点のウェザーニュースおよび気象庁の発表、9月11日の総務省消防庁のまとめ、時事通信の報道をもとに構成しています。台風の進路や気象情報は変わるため、最新の情報は気象庁の発表を確認してください。
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